2018年 10月 14日
稲刈りと稲霊 |
これはなんでしょう?
黒い丸いの。
これは、稲麹なんです。
稲霊(いなだま)ともいいます。
これがついた田んぼのお米は、とっても美味しいのだそう。
豊作の兆しだともいわれているそうです。
やったー!!
発見時は、嬉しすぎてみんなでワイワイ大喜びでした。
昔から、人々はこの稲霊を使って、味噌や醤油など様々な醗酵食品をつくってきました。
私たちも自家採種の麹菌からいろいろとつくってみようと調べようとしたら、出てくる言葉は「稲麹病」とか「消毒」とか「農薬」とか、ネガティブなものがほとんと。
現代では、稲霊は病気扱いなんですね。
邪魔なもの。
精米時に色がつくから買い取りの値段が低くなってしまうのだそう。
なので消毒して殺してしまうんだって!!
もったいないな。
稲霊は宝ものなのに。
最近は除菌が流行り過ぎな気がします。
私たちは菌のおかげでいまここにいられるのに。
縄文時代の人のお腹の中の菌の量はものすごかったらしいので、縄文土器を見つけたら舐めろ!と教わってから、舐めるチャンスをうかがっています。
稲霊のついたお米が食べたい!という消費者が増えたら、無農薬の田んぼが増えるのでは!?
とりあえず私は食べたい。
(まだ脱穀作業がのこっているのだ)
by jivana
| 2018-10-14 19:13
| 生活